さくらんぼ(生)の栄養成分
可食部 100cあたり
(さくらんぼの種類により多少異なります)
エネルギー |
60 kcal |
たんぱく質 |
1.0 g |
脂質 |
0.2 g |
炭水化物 |
15.2 g |
灰分 |
0.5 g |
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ナトリウム |
1 r |
カリウム |
210 r |
カルシウム |
13 r |
マグネシウム |
6 r |
リン |
17 r |
鉄 |
0.3 r |
亜鉛 |
0.1 r |
銅 |
0.05 r |
マンガン |
- r |
モリブデン |
1μg |
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レチノール |
- μg |
αカロテン |
13μg |
βカロテン |
81μg |
βクリプトキサンチン |
21μg |
βカロテン当量 |
98μg |
レチノール当量 |
8μg |
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αトコフェロール |
0.5 r |
βトコフェロール |
- r |
γトコフェロール |
- r |
δトコフェロール |
- r |
ビタミンB1
(チアミン) |
0.03 r |
ビタミンB2
(リボフラビン) |
0.03 r |
ナイアシン |
0.2 r |
ビタミンB6 |
0.02 r |
葉酸 |
38μg |
パントテン酸 |
0.24 r |
ビオチン |
0.7μg |
ビタミンC |
10 r |
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水溶性食物繊維 |
0.1 g |
不溶性食物繊維 |
1.1 g |
食物繊維総量 |
1.2 g |
文部科学省
日本食品標準成分表 2010
平成22年11月16日報告
参考
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さくらんぼの特徴的栄養成分
- さくらんぼは栄養価の高い果物とはいえませんが、その小さな果実にもたくさんの種類の栄養素が含まれており、その中でもカリウム・ビタミンA・葉酸などがほかの果物よりも多く含まれ、ポリフェノール(抗酸化物質)のシアニジンも含まれています。
- 中国ではすでに唐の時代から咳止めとして使われていて、さくらんぼの効用を漢方では 『一切の虚症を治し、元気を補う効力があり、皮膚を滋養し、潤す』 とされ、強壮剤としての効用もあり顔色をよくし、美人をつくるといわれ、消化を促進する働きもありますから、体が弱っている病後や疲労のため食欲がないときにもよい食べ物です。
- カリウム
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- 細胞内の浸透圧維持・細胞の活性維持を担っていて、ナトリウムを体外に排出促進させ高血圧・動脈硬化を予防、さらに利尿作用を発揮してむくみ予防や慢性腎炎等にも効果があります。
- ビタミンA
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- レチノールは動物性食品に含まれ、αカロテン・βカロテン・βクリプトキサンチンは主に植物性食品に含まれ生体内でビタミンAに転換される物質で視覚の正常化(眼精疲労・夜盲症)・成長及び生殖作用・感染予防・抗酸化作用・抗発ガン作用・免疫賦活作用・肌荒れ予防などに効果があります。
- ビタミンB9・ビタミンM・プテロイルグルタミン酸とも呼ばれ水溶性ビタミンに分類される生理活性物質で、DNA合成に必要であり細胞の発育機能を正常化し生体の組織を形成するなど欠かせない栄養成分であり、ビタミンB12とともに赤血球を作るのにも重要な役割をしています。
- 葉酸は腸内細菌により、合成されますが、小腸の病理的変化・深酒・喫煙は葉酸の働きを低下させ、また、妊娠や授乳による必要量の増加などは葉酸欠乏症の原因となり、葉酸欠乏の症状として巨赤芽球性貧血・舌炎・口内炎・免疫機能減衰・消化管機能異常などが現れます。
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