ブルーベリー 3タイプと5種類

ブルーベリー  タイプ  グループ  品種
栽培ブルーベリー      ハイブッシュブルーベリー    ノーザン(北部)ハイブッシュ
ブルーベリー
 各品種
 サザン(南部)ハイブッシュ
ブルーベリー
 各品種
 ハーフハイ(半樹高)ハイブッシュ
ブルーベリー
 各品種
  ラビットアイブルーベリー   各品種
 野生(ワイルド)ブルーベリー   ローブッシュブルーベリー 
  •  ハイブッシュブルーベリーは、最も改良が進んでいる系統で、低温要求時間・耐寒性・樹高の相違から、3グループに分ける
  •  当園では、ノーザン(北部)ハイブッシュブルーベリー系の種類のブルーベリーを栽培しております
  •  ちなみに、野生種は熱帯山岳地帯から温帯および亜寒帯に広く分布しており、園芸用作物として用いられるブルーベリーはアメリカ大陸の北東部から南部のフロリダ州にかけ、自生している数種の野生種を改良したもの  


   ノーザン(北部)ハイブッシュブルーベリーとは?


  •  アメリカの野生種(V.corymbosum)が改良された種
  •  自生する野生種(V.angustifolium)との交雑種もある
  •  品種が多く、耐寒性に優れ、果実が大きくて食味が良い
  •  北海道から東北・関東・東海・甲信越・北陸・中国地方・九州地方の準冷涼地まで


   サザン(南部)ハイブッシュブルーベリーとは?


  •  耐暑性の優れる温暖地向き(低温要求量が少ない)品種として育成された
  •  果実はノーザン(北部)ハイブッシュブルーベリーよりやや小さく中粒であるが、品質は優れる
  •  北は東北地方南部から南は沖縄まで


   ハーフハイ(半樹高)ハイブッシュブルーベリーとは?


  •  樹高がノーザン(北部)ハイブッシュブルーベリーの半分くらいであるという意味で名付けられた
  •  樹高が低く、耐寒性が強いため、冬期の低温が厳しい地域でも栽培可能な極寒冷地に向いている
  •  果実は中粒〜小粒であるが、品質は優れる
  •  北海道・東北地方から関東・甲信越・北陸・中国地方(山陰)まで


   ラビットアイブルーベリーとは?


  •  樹勢の強い六倍体種(交雑育種)で、野生の選抜系統から育成された品種
  •  果実の成熟過程で緑色赤色青紫色になる特性があり、赤色の時『うさぎの目』のように綺麗な色になることから名付けられた
  •  ハイブッシュブルーベリー系に比べ耐寒性が弱いが、耐干性・耐暑性に優れるため温暖な地域に適している
  •  果実はやや大粒で、皮が少し硬いですが、品質は優れ加工(ジャム・ジュース・ワインなど)に向いている
  •  山形県の北部地域(東北南部)から九州、鹿児島まで


   ローブッシュブルーベリーとは?


  •  カナダやアメリカ東北部の極寒冷地に自生する野生種(V.angustifolium)の果実
  •  果実は小粒で、濃い黒紫色をしており、生食よりもジャム・ジュース・ワイン・サプリメントなどの加工用原料として使われている
  •  果実が小さいため日本国内での生食用果実生産向け栽培に適さず、いくつかの大学・研究機関等くらいで、あまり栽培されていない